【選考通過率UP】エントリーシート(ES)の書き方と攻略ポイントを徹底解説

エントリーシート(通称ES)は面接に進めるかどうかの第一関門。

ESが通過しないと面接を受けることもできず、選考脱落となります。

就活ペンギン
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ESの書き方がわからない。

就活ペンギン
就活ペンギン

ES書いてみたけど通過するか不安

実は、ESには正しい書き方があり、ポイントを押さえておけば簡単です。

そして就活生が知っておくべきは「他の就活生に負けないESを書くのではなく、一定の水準に達している落ちにくいESを書くことに尽きる」ということです。

本記事では、誰でもわかるES書き方・攻略ポイント、企業の人事が教えるESの裏側を解説していきます。

ESの書き方 ~フレームワークを活用しよう~

ESはテーマに合わせて、フレームワークを活用し、作成することが大切です。

フレームワークに沿った書き方をしていないと、読み手は情報の整理がしづらく、内容が入ってこないため評価しづらくなります。

またフレームワークに当てはめると自然と情報の取捨選択ができるのでESも書きやすくなります!

STAR法(ガクチカ)

STAR法は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書くときに使えるフレームワークです。

Situation(状況)→Task(課題)→Action(行動)→Result(成果)の順に話を展開することで、課題解決力・主体性・実行力を効果的にアピールできます。

STARS法と呼ばれることもあり、最後のSはSelf-appraisal(自己評価)は指定の文字数に合わせて記載でOKです。

Situation(状況)
私が学生時代に力を入れたのは、スーパーでの品出し効率改善です。

Task(課題)
お客様からの商品在庫確認が1日10件あり、私は「空棚ゼロ、在庫確認ゼロ」を目標に、スタッフ4人で在庫管理の改善プロジェクトを立ち上げました。

Action(行動)
売れ筋商品の傾向をデータで分析し、在庫補充のタイミングを最適化しました。またスタッフ間でコミュニケーションツールを導入し、補充のタイミングや棚の状況をリアルタイムで共有できる体制を整えました。

Result(成果)
その結果、空棚が大幅に減り、問い合わせは1日1~2件に減少しました。この経験から、データに基づいた判断とチームワークが重要性を学びました。

ガクチカではResult部分が重要と誤解されがちですが大事なのはTask&Actionです。

企業は「何に目を向けて課題として捉えるか」「課題に対してどんなアプローチを取るか」「再現性はあるか」など、ここで価値観や行動特性は見てマッチングを確認します。

PREP法(自己PR・志望動機)

PREP法は、自己PRや志望動機を書くときに使えるフレームワークです。

Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順に話を展開することで、要点が明確で、説得力の高い文章になります。

Point(結論)
私の強みは、新しいことに挑戦できる「チャレンジ精神」です。

Reason(理由)
私は大学時代、新しいことに挑戦し、自分を成長させたいという思いからこれまで未経験だった弓道部に所属しました。

Example(具体例)
部員20名の中で未経験者は私だけでしたがレギュラーを目標に取り組みました。毎日の練習に加え、動画研究、顧問や部員のアドバイスを取り入たことで3年春には団体戦のレギュラーメンバーになることができました。

Point(結論)
仕事においても常に新しいことに挑戦を続けて成長し、チームに貢献したいと考えます。

意識すべきポイント

ESはフレームワークに当てはめて書けばOKではありません。

通過しやすい「評価される」ESになるようにブラッシュアップが必要です。

数字を入れる

数字がないと取り組み内容の難易度や成果の達成度が抽象的になり、評価が難しくなります。

【GOOD】問い合わせが10件/日あったのが、取組みにより2件/日に減少しました。
【BAD】毎日問い合わせが多かったのが、取組みによりかなり減少しました。

【GOOD】自身の取組みにより、商品の売り上げが10%向上しました。
【BAD】自身の取り組みで商品の売り上げが改善されました。

内定ペンギン
内定ペンギン

取組みのBefore→Afterや課題の難易度がわかる
「意味のある数字」を入れようね!

アピールポイントは「企業が求める人物像」

ESで書くべきは自分がアピールしたい素養ではなく、企業が求める素養であるべきです。

多くの企業が採用HPに「求める人物像」や「大切にしているマインド」を記載がしています。

就活生が知っておくべきは企業にとって「求める人物像=活躍できる人材=採用すべき人材」です。

企業
企業

私の好みは「誠実」で「おもしろい」人です!

就活ペンギン
就活ペンギン

私の魅力は「誠実さ」「好奇心旺盛」「チャレンジ精神」だけど
一番の魅力である「チャレンジ精神」をアピールしよう!

このような状況ってすごくもったいないですよね。

ESでも面接でも状況に応じて適切なカードを切るのは非常に重要です。

就活では企業が求める人物像を常に頭に入れてアクションしていきましょう!

情報はできるだけ最新の内容

ESにおいては大学時代のエピソードを書くのが理想です。

高校時代のエピソードもギリギリOK、小中学校時代は避けましょう。

企業がESで知りたいのは就活生の人物像であり、小中学校時代では価値観や行動特性が変化している可能性が高く、人物像の判断が難しいため避けるべきと言えるでしょう。

自己完結しない内容がベター

ESにおいて登場人物が自分だけの内容はあまりおすすめしません。

例えば、受験や資格取得などです(成功プロセスがユニークであったり、難易度が極めて困難であればOK)

おすすめしない理由は「ビジネスにおいて一人で完結する仕事は基本的にないため」です。

自己完結のエピソードではチームでどんな活躍をするのか判断しづらいため評価が難しくなります。

もちろん自己完結は評価されないというわけではないですし、評価基準は企業によって異なるため絶対ではないですが「自分が努力して、周囲の人も巻き込む」エピソードがベターです。

知っておくべきESの裏側

最後に企業が絶対に教えてくれないESの裏側を解説していきます。

裏側を知っていると努力方向が明確になり、効率良く就活を進められます。

ESで落ちても気にしない ESの重要性

実は、ESは選考の合否において重要な判断材料ではありません。

特に企業の規模が大きければ大きいほど、ESの重要度は下がります。

ESが合否に関わる重要な判断材料ではない理由

①企業側が応募者全員のESに目を通す時間がない

②ESの表面的な情報では応募者の適正を判断できない

上記の理由からハイレベルなESでも落ちるときは落ちるという心構えでいましょう。

フレームワークを活用し、テーマに沿った内容で、制限文字数いっぱいに書いている「一定の水準を満たすES」を書いていればOKです。

ESで落ちたからといって細かい表現に固執するなど、マイナーチェンジのブラッシュアップに時間をかけすぎるのはナンセンスです。

重要度はES<WEBテスト WEBテストの結果はかなり重要視されるので準備しておこう

内定ペンギン
内定ペンギン

「じゃESは適当でいいか」と思ったそこのあなた。
ちゃんとESを書かないといけない理由があります。
次のテーマで説明するね!

ESは面接で深掘りされる

ESは面接の参考資料であり、面接で深掘りされるため、一定水準以上のESを提出しておく必要があります。

面接官は面接前に応募者の履歴書やES・WEBテストの結果、前回面接の評価など一通りの情報に目を通したうえで人物像の仮設を立てて面接します。

その際、ESにも目を通し、掴み切れないポイントを面接中の質問で深掘りします。

ES確認時、企業が求めている内容とかけ離れていると「次の応募者は微妙かな」というマイナスイメージで面接に入ります。

余裕で合格水準の応募者は問題ありませんが、合格ボーダーラインの応募者は最初のイメージが尾を引く可能性があります。

マイナス要素はできるだけ排除しておくのが吉なので、必ず一定水準以上のESを準備しておきましょう。

内定ペンギン
内定ペンギン

ESで作り話を使わない方がいいのは
深堀りされてボロが出る可能性が高いからだよ。
逆に貫き通せる嘘は問題ないよ。

まとめ

ESは選考において重要なステップですが、時間を割きすぎるのは良くありません。

できるだけ就活序盤で根幹となる書き方・内容選定・注意ポイントを押さえておくのが良いでしょう。

慣れてくると指定の文字数やテーマが変わっても少ない時間で準備できます。

自分が納得したESが書けたら、一度ES添削サービスやキャリアセンターを活用して自分のESが一定水準なのか確認してみてください。

以上です。就活頑張りましょう!

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