面接は合否が下される、就活の成功・失敗を左右する運命の分かれ道。

面接は緊張するし、本当に苦手

質問攻めされる、怖い場所なイメージ
多くの就活生は面接に対して、不安や恐怖心など苦手意識があるはずです。
しかし面接は正しいマインドセットで、押さえるポイントを知っていれば怖い場所ではありません。
むしろ準備してきた成果を思う存分発揮する・価値観を広げられる場所として楽しめるようになります。

面接は就活において絶対に避けられません。
就活の成功は面接にかかっているといっても過言ではないよ!
ここでは面接で失敗しないマインドセット、基本テクニックを徹底解説。
面接に苦手意識がある、面接が上手くいかない、面接で失敗したくない就活生必見です!
面接で失敗しないマインドセット
面接はマインドセット(心構え)で内容・結果ともに大きく変わります。
正しいマインドセットは言動・態度に現れ、面接官の印象はグッと良くなります。
自分のイメージで面接という場所を大きくしすぎないよう「面接の本質」をここで学びましょう!
面接は一問一答ではない
まず知っておくべきは面接官の質問に対して絶対的な解答はない。
(模範となる話の構成、押さえるポイントはありますが)
面接は企業と就活生の価値観のマッチングを測る場所です。
面接官は就活生がどんな価値観を持っているのか知るために様々な質問をします。
面接官の質問に対して正しい答えを探す必要はなく、回答の早さもあまり気にしなくてOK。
多くの就活生は完璧な回答を求めてしまいますが面接で大事なことは
- 面接官の質問の意図を汲み取ること
- 自身の考えや価値観を伝えること
面接はお互いの理解を深めるための対話の機会であることを意識しましょう。
緊張するのは当たり前。緊張感を楽しもう。
面接において緊張するのは当然、むしろ緊張すべきということを自覚しておきましょう。
・面接経験がない
・志望度が高い
就活生で人生において面接経験が豊富な人はあまりいません。
アルバイトの面接以外は経験がないというのが普通です。
したがって面接の場、雰囲気、内容など全てが未知なので緊張してしまいます。
さらに面接は一発勝負。志望度が高ければ緊張するのは当然です。
今後の人生を左右する面接において緊張しないほうが難しいと思ってください!
面接は2.3回経験すれば雰囲気や会話の流れ、リズムには慣れます。
そして面接内容も8割くらいはどの企業でも同じなので準備を怠らず、少し実践を積めばすぐに慣れるのでご安心ください!
・緊張は集中力を高める
・面接官に本気度が伝わる
緊張は集中力は高め、パフォーマンスを向上させることが科学的に証明されています。
緊張は「うまくやらなければ」という意識の表れ。
「今、この瞬間に全力を注ぐべきだ」と判断し、余計な情報を遮断して目の前のことに集中できます。
そして緊張は面接への真剣さ、誠実さのような本気度として伝わります。
面接官も多くの就活生を見ていますが、全く緊張がないよりも、緊張しながらも一生懸命に言葉を選ぶ姿勢に誠実さや熱意を感じ取ることが多いです。
緊張しすぎでガチガチなのはパフォーマンスが下がってしまうので、心地よい緊張感で面接に臨めるようにマインドセットしましょう!
面接官は意外と優しい
面接と聞くと「厳しく評価される」「欠点を見つけられる」といった不安を抱く人が多いでしょう。
しかし実際の面接官は、あなたの敵ではありません。
面接官の本当の役割は、応募者の良さや可能性を見つけることです。
面接官も、緊張する気持ちを理解しています。
だからこそ、緊張してうまく話せなくても、誠実さや熱意、考え方を見ようとしてくれます。
面接官はあなたを落とすためではなく、採用したい理由を探すためにそこにいます。

アイスブレイク入れたり、質問を言い換えたりと
就活生が回答しやすいように工夫してくれるよ!!
マナー・言葉遣いは気にしすぎなくてOK
面接では、「マナーや言葉遣いで減点される」と不安に思う方が多いでしょう。
もちろん、基本的な礼儀は大切です。
しかし、面接官が重視しているのは、あなたの中身や考え方、熱意です。
多少の言葉の間違いやマナーの小さなミスがあったとしても、それだけで評価が大きく下がることはありません。
逆に、マナーを意識しすぎて緊張し、本来の自分らしさや話したいことが伝わらない方がもったいないです。
完璧なマナーよりも「面接というフォーマルな場」であることを前提に「相手への敬意」を持って「伝える姿勢」で臨めばOKです!
面接の基本テクニック
面接において必ず押さえておくべき基本テクニックを解説していきます。
面接官の印象はグッと良くなり、内定へ近づくでしょう。
極論ですが、基本テクニックをマスターしていれば難関企業でない限り、内容が多少薄くても内定ゲットできます。
PREP法で結論ファーストな話を展開しよう
面接官の質問は基本的に結論ファーストで答えることを意識してください。
具体的にはPREP法を用いて、話を展開することをおすすめします。

PREP法で話すことにより、Pointで話の要点を押さえ、
Reason、Exampaleで補足、具体例を提示することで話の納得感を生むことができます。
また以下の理由からPREP法は面接においてかなり重要です。
①考えを整理できていないと結論ファーストで展開できない。
②面接官の印象に残らない話になってしまう。
結論ファーストで話そうとすると話の構成を結論から逆算して組み立てることになります。
逆算して考える過程で不必要な情報は削ぎ落され、無駄に長い回答を避けられます。
時間が限られる面接の場で効率良く回答でき、密度の高い面接になります!
そしてビジネスマンの報連相は必ず結論ファーストです。
そのため面接官も質問に対する答えが最初に返ってこないとモヤモヤしてしまい、話が全く頭に入ってきません。
話の要点も捉えにくく、メモも取りにくいため印象に残らない面接になってしまいます。

話が支離滅裂になり、「結局何が言いたいの?」とならないように
情報を取捨選択して、PREP法で論理的に伝えよう!
内容以外もかなり重要
面接対策では話す内容に重点を置いて準備する就活生がほとんどですが、
実は、話す内容以外の要素が面接の合否に大きく影響します。

話の内容に当たる言語情報は印象のわずか7%程度です。

確かに「良いプレゼン」でも内容って意外と覚えてないなあ。
堂々とした話し方や声のトーン、スライドが印象に残るよね!
面接官も内容以前に応募者の「人間性」を重視します。
シンプルに「一緒に働きたいと思うか」が基準となるので
身だしなみや表情・話し方、リアクションには意識を向けて面接に臨みましょう。
・話す、聞くときは面接官の目(おでこがおすすめ)を見る
・声のトーン、ボリュームを上げて、ハキハキと話す
・常に笑顔を意識(WEB面接ではより意識する)
・リアクションは少し大きめに(WEB面接ではより意識する)
・敬意をもって、謙虚な姿勢で臨む(言葉の端々に出ます)
印象が悪くなる?面接でのNG行動3選
面接官の印象が悪くなりかねないNG行動を紹介していきます。
多くの就活生がやりがちな内容なので是非ご参考ください。
台本を読む
WEB・録画面接の普及に伴い、準備してきたカンペ(台本)を読む就活生が増えましたがカンペを読むのは絶対に避けましょう。
理由は視線が不自然に泳ぎ、声のトーン・話す速度が一定で棒読みに聞こえるからです。
そうすると対人能力が高くないと判断され、芳しくない評価になります。
またカンペを読む=準備不足とも判断されます。
遅かれ早かれ対面の面接ではカンペは見れないので準備を怠らず、カンペに頼らない面接にしましょう。
リアクションが薄い
面接で好印象になるポイントとして「リアクションは大きめにとる」と記載しましたが、面接官が話しているときに油断して気を抜き、リアクションがない就活生がいます。
気持ちはすごくわかります。質問攻めから解放された瞬間「さっきの回答は微妙だったかな」「次は何聞かれるのだろう」と意識が分散されてしまいますよね。
しかし面接官はリアクションからどんな話に興味を持つか、素直さ・ストレス耐性など人間性を確認します。
面接官が話をしているときは笑顔で頷きながら聞くようにしてください!
良く見せようとしすぎない
面接では等身大の自分で臨むように心がけてください!
自分を良く見せようとしすぎるとどうしても嘘をつく必要がでてきます。
そうすると話に矛盾が生じたり、言葉に詰まって会話のテンポが悪くなったりと面接の質が下がってしまいます。
嘘がバレたからといって不採用ではないですが印象は少し悪くなります。
しかし何でもバカ正直に答えるのもNGです。
見せるべき自分、隠すべき自分を切り分けて等身大で話しましょう。

ちなみに面接官も嘘は盛り込まれている前提で聞いてます。
多少の嘘は全然OKです。
一貫性のある、貫き通せる嘘にしておきましょう。
まとめ
面接は回数を重ねればどんどん上達していきます。
その理由にはもちろん内容がブラッシュアップされていくのも一因ですが、緊張のコントロールや自分の話に集中しすぎずに話し方や立ち振る舞いに目を向ける余裕が出ることにあります。
正しいマインドセットができれば面接官に好印象な面接ができるのでご参考ください!