大学3年生になると突然突きつけられる「就活」の二文字。
「何から始めればいいかわからない」
「今やっていることは正しいのか」
「いつから取り組むべきなのか」
漠然とした不安を抱きながら就活に向き合っている学生も多いと思います。
それもそのはず。就活をマラソンで例えるなら、
スタートの合図は鳴らず、ゴール、ルート、距離、走り方も教えてもらえず
「とりあえず走れ!」と言われているようなもの。
漠然と就活を進めていては効率が悪く、無駄に時間を浪費します。
この記事では元大手企業新卒採用担当が年間200人以上、面接と就活支援をする中で感じた、
就活生が最初に知っておくべき就活の全体像、効率的な進め方を徹底解説。
就活生は自信を持って就活に取り組み、人生を豊かにする就活勝者になりましょう!
【就活生の7割が勘違い】就活のゴールを間違えないように

まずはマラソンの「ゴール」である就活の目的を理解しておきましょう。
結論、就活の目的は「企業から内定をもらうこと」ではありません。
「自分に合った企業から内定をもらい、納得感を持って就活を終えられること」です。
重要なのは「自分に合った」企業からの内定と「納得感を持って」就活を終えること。
日本の就活は「ネームバリュー」「高収入」「福利厚生」など重要視し、
大手企業からの内定を【就活の成功】と考えている就活生は多くいますが危険です。
例えるなら結婚相手を顔と年収だけで選んでいる感じ。それでは結婚生活長く続きません。
せっかく入社しても、自分に合わずに辞める、この先何十年モチベーションなく働く
そんな社会人生活は嫌だと思いますし、私も就活生にそんな人生歩んでほしくありません。
企業のビジネスが自分にとってやりがいになりそうか、将来なりたい自分になれそうかなど
企業の中身も含めて自分にマッチしている企業から内定を勝ち取ってほしい。
そして「この企業以上に自分に合う他企業はない」と自信を持って終えられる就活を目指してほしい。
意外とシンプル!?知っておくべき就活の全体像と基本5ステップ
次にマラソンの「ルート」である就活の全体像を知っておきましょう。
- 業界研究(市場を知る)
- 自己分析(自分を知る)
- 企業研究(相手を探す・知る)
- エントリーシート・WEBテスト・履歴書(マッチング機会創出)
- 面接対策(伝え方を知る)
おそらくどれも耳にしたことのあるワードであり、全体像を整理すると非常にシンプルですね。
就活はこの5ステップを徹底に、何度も反復していく作業になります。
ここでは詳しく解説しませんが各ステップの目的を理解することで同じ作業でも
効率的に進めることができ、得られる情報の量と質は大きく異なります。
各ステップを同時並行で進めたり、前のステップに戻ったりしながら進めることになります。
手順は変わってくるので全体像を頭に入れつつ、時期や進捗に合わせて逆算して行動しましょう。
知らないと手遅れに?就活生が把握しておくべきスケジュール感
最後にマラソンの「距離」である就活スケジュール感を二軸で確認しておきましょう。
- 自身へのアクション
- 企業へのアクション
【自身へのアクションスケジュール】

【企業へのアクションスケジュール】

上記のスケジュールはあくまで目安です。年度や企業によって時期感は前後します。
就活全体感のイメージがないと就活進捗がわからなくなり、気づいたときには
「準備時間がない」「インターンに参加できない」など取り返しのつかない状況になります。
自身の就活進捗が良いのか悪いのか、就活全体像を頭に入れながら逆算して行動していきましょう!
まとめ
- 就活の目的は自分に合う企業からの内定と納得感ある就活
- 就活の基本ステップはシンプル。目的意識を持って効率的に進めよう
- 就活スケジュールを頭に入れて、逆算的な行動が就活成功へのカギ
就活に漠然とした不安があったのは就活の指針となる目的や手順、全体感を知らなかったからです。
知ってしまえば就活の中身はシンプルで恐れることはありません。
大事なのは自分の取り組みに目的意識を持ち、逆算思考で行動すること。
目的を持った行動は効率を格段に向上させ、就活の成功にぐっと近づきます。
改めて就活の目的は自分の価値観に合う企業から内定をもらい、納得して就活を終えることです。
就活は時間をかけて自分を見つめ、将来に悩む「自分探し・将来設計の旅」です。
これからの社会人生活を豊かにするために本気で就活に向き合いましょうね!
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